書籍
「歌」を語る

音楽はどのように始まり、
何のために生まれたのか?

人類に「歌」がなかったら、ヒトは進化しなかった!?

音楽プロデューサーの経歴をもつ気鋭の学者が、
最新の脳科学の手法から、人と音楽の共進化を解き明かす。
音楽が人類という種にこれほど長く残ってきたのなら、
その力とは何だろう?

■著者略歴
【ダニエル・J. レヴィティン】

1957年サンフランシスコ生まれ。60年代のカルフォルニアで青春時代を過ごし、MIT、バークリー音楽大学などで、電気工学、音楽を学ぶも学業は中断。カントリー・バンド経て、パンク・バンド The Mortals に参加。やがて演奏そのものよりもスタジオでの録音/制作のプロセスに興味を抱き、自らプロデューサー、A&Rなどの制作サイドに転身する。

西海岸パンクの古典となった The Afflicted 〈Here Come the Cops〉のプロデュースや、ジョナサン・リッチマン&ザ・モダーン・ラヴァーズのアルバムのエンジニアなどを担当。さらには伝説的な独立レーベル「415 Records」へ参加するなど、当時のパンク/ニューウェイヴ運動に対応したインディーズ・シーンを中心に活動。

スタジオにおいては、ブルー・オイスター・カルト、ジョー・サトリアーニなどのギター・トーンの設定や、スティーリー・ダン 『Pretzel Logic』の録音において、世界初の導入となったサブウーファーモニター・システム(MK Sound)、そのクロス・オーバー・ネットワークの設計/調整など、作品そのものの表情を決定してしまう場面で、感覚と技術の橋渡しという重要な役割をこなす。

また、スティーヴィー・ワンダーのベスト盤の制作と解説や、音楽ジャーナリストとして、デヴィッド・バーン、ジョニ・ミッチェル、ポール・サイモンのインタビューなどその活動は多岐に渡り、特に関わりの深いスティーリー・ダンのリマスタリング・ミスを指摘した、工学的な知識で検証された告発記事などは、レコード会社をも巻き込むスキャンダルに発展。しかし、90年代から始まった音楽産業の再編成、それとともに悪化する制作環境に失望。しだいに音楽の制作そのものよりも、「音楽とは何だろう?」との基本的な問が強まり、その解を得るために、30歳を過ぎて、認知心理/科学を学ぶべくスタンフォード大に復学。その後オレゴン大学で絶対音感の研究などを経て、マギル大学(モントリオール)心理学部、音楽知覚認知研究所所長、神経科学教授に至る。現在、ユニークな来歴をもった脳神経科学者として、各方面から注目されている。

■訳者略歴
【山形 浩生】

1964年生まれ。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程修了。
マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手シンクタンク会社に勤務のかたわら、科学、文化、経済からコンピュータまで、広範な分野での翻訳と執筆活動を行なう。著者に『新教養主義宣言』(河出文庫)、『訳者解説』(バジリコ)、翻訳書に『その数学が戦略を決める』(文藝春秋)、『服従の心理』(河出書房新社)、『クルーグマン教授の経済入門』(ちくま学芸文庫)、『「意識」を語る』『自由は進化する』(ともにNTT出版)など多数。

関連書籍:
バロウズ/ウォーホルテープ
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